今回は、マイホームの敵といえる羽アリについて見つけたら何をすべきか、すぐにやるべきことについて紹介します。羽アリは、見つけたからといってすぐに家が倒壊するリスクは少なく、落ち着いて行動することが大切です。本記事では、羽アリを見つけたら何をすべきか、すぐにやるべきことを紹介します。
羽アリを見かけやすい時期とは
羽アリは、種類によって発生する時期が異なり、地域の寄っても見つかる時期が異なります。羽根アリを見かけやすい時期について紹介します。
4~5月はヤマトシロアリが大量発生する時期
4~5月は気温が高くなり、羽が生えたアリをたくさん見かける方も多いのではないでしょうか。実際に、4~5月は繁殖活動がおこなわれ、次世代の羽アリが一斉に巣から飛び立つ時期でもあります。また、この時期に多く見られるのがヤマトシロアリという種類であり、コバエもたくさん見かけますがコバエは家に被害を与えません。ヤマトシロアリは、関東地域に多く発生するといわれています。
6月~7月はイエシロアリが大量発生する時期
6~7月は、イエシロアリが大量発生する時期でもあります。とくに、千葉県や神奈川県沿岸を中心に発生し、夕方から夜にかけて一斉にシロアリを発生させる生き物です。また、アメリカカンザイシロアリも建物に被害を与えます。これらは、ケアリと呼ばれ壁の中などに巣をつくることがあります。
9~10月はキイロシリアゲアリが大量発生する時期
9~10月にかけてキイロシリアゲアリは結婚飛行をおこない、新たな巣を作る時期です。キイロシリアゲアリは体が黄色い特徴があり、小さいため網戸のメッシュを通り越して室内へ侵入することもあります。ただ、キイロシリアゲアリは建物に被害を与えることがなく、大量発生しても建物への害がないでしょう。
羽アリを見つけたときの対応は?
羽アリを見つけたとき、家への被害が発生しているのではないかと慌ててしまう方もいるでしょう。羽アリを見つけたときはどのようにすれば良いか紹介します。
掃除機を使用して羽アリを吸い込む
一番手っ取り早い方法として、羽アリを掃除機で吸う方法がおすすめです。非常に簡単な方法であり、そのまま掃除機で吸いこめるでしょう。羽アリは非常に弱く、掃除機で吸いこむときの圧力で死ぬため身近にある道具を使用して処分するときにおこなってみましょう。
ポリ袋を使用して処分する方法も
身近なもので処分する方法として、ポリ袋を使用する方法があります。ポリ袋を使用する方法として、ドア枠や框等羽アリが発生している場所を覆うようにポリ袋をかぶせることをおすすめします。中に羽アリが溜まるように設置し、ある程度羽アリが溜まったら口を結んで新たなポリ袋をかぶせておきましょう。
過去5年以内にシロアリ工事をしているか
シロアリ対策として、過去5年以内に羽アリ工事をしているかどうかが大切になります。もし、建物の外で羽アリが発生している場合、玄関ポートや庭に発生していないかどうかが重要となります。これは、羽アリがカップル成立後、一度土の中にもぐり床下から建物に侵入する性質があるからです。このため、5年以内で薬剤の効果がなくなると言われている期間に、床下や建物にシロアリ工事をする必要があります。
羽アリには殺虫剤を使ってはいけない?
羽アリを見つけた場合、つい殺虫剤を使用する方も多いでしょう。羽アリを見つけた場合、殺虫剤を使うべきか紹介します。
できるだけ殺虫剤は使わない
羽アリを見つけた場合は、殺虫剤を使用する方も多いでしょう。ただ、殺虫剤は虫が嫌がり避ける成分が入っているため、シロアリが至る所に逃げる可能性が高くなります。このため、逃げた羽アリが別の場所に巣を作ったりする場合があるため、なるべく殺虫剤を使用することは避けましょう。
羽アリが発生する理由
羽アリは正確に有翅虫と言われ、巣の中のシロアリが多くなりすぎて維持するのが困難になったとき、巣に危険が及んだ場合に発生するといわれています。風に乗りながら遠くへ飛んでいき、分布を拡大していく習性があります。このため、羽アリが発生した場合それなりに大きな巣ができている可能性があり、小さくない被害が出ていることも珍しくありません。
専門業者へ調査依頼することが一番大切
羽アリを見つけた場合、素人での判断は間違っている可能性も高くなります。もし、羽アリを見つけた場合、専門業者へ相談することをおすすめします。業者のなかには、シロアリの自宅診断を無料でおこなう業者もあり、最短60分で調査をおこなう業者も存在します。シロアリをみつけたらまずは、仕事で忙しくても自宅診断することをおすすめします。
まとめ
本記事では、マイホームの敵と言える、羽アリについて見つけたら何をすべきか、すぐにやるべきことについて紹介しました。羽アリはすぐに家を倒壊させる心配はありませんが、自宅周辺に大きな巣を作っている可能性もあります。羽アリの種類は非常に多く、素人で判断するのは難しいでしょう。もし、自宅に羽アリを見つけたら、自分でできる応急処置をおこない専門業者へ自宅診断することをおすすめします。本記事が、羽アリについて詳しく知りたい方の参考になれば幸いです。