愛媛県のシロアリ駆除業者おすすめ3選

シロアリが発生してしまった場合は、ほとんどの方がシロアリ駆除業者に依頼するのではないでしょうか。しかし、どこの業者を選ぶべきなのか悩む方も多いでしょう。この記事では、愛媛県のシロアリ駆除業者おすすめ3選を紹介します。信頼できる業者を選ぶためには、施工内容や保証内容をしっかり確認することが重要です。

アサンテ

施工事例

口コミや評判

まずは、アサンテの特徴について見ていきましょう。アサンテは、自社施工や万全のアフターサービスが魅力の業者です。

すべて自社社員が対応

床下診断から施工、アフターフォローまで自社社員が100％対応します。アサンテの社員は、厳しい研修を修了した専門家です。長年にわたり蓄積された高い技術力とノウハウを基に、自社社員が高品質な施工を行います。

また、床下診断ではスタッフが床下に直接入って調査します。現在の被害状況だけでなく、湿気や水漏れ、カビなどの状態から今後シロアリの被害にあう危険性も調査してくれるので安心です。

万全のアフターフォロー

アサンテでは、シロアリを駆除してからの5年間の保証期間が設けられています。その間にシロアリが発生してしまった場合は、無償で再施工を行うことが可能です。また保証期間中には、年1回の定期点検を実施し、施工後の状態確認と総合的なメンテナンスを行います。

安全性の高い薬剤を使用

アサンテでは、人やペットの体に影響が出ない、安全性の高い薬剤を使用しています。施工後に薬剤を塗布した場所を触っても問題ありません。そのため、小さいお子さんやペットがいる家庭でも、安心してシロアリ対策をすることが可能です。

【PR】「シロアリ業者＝悪徳」は間違い？施工実績60万軒以上の駆除業者が信頼される理由

食害によって家の耐震性を弱め、人命にも危険をもたらす可能性のあるシロアリ。
姿を見かけたら駆除業者へ依頼して駆除してもらうのが一番確実ですが、業者のなかには低価格で品質の低いサービスを提供したり、詐欺まがいのことをしたりする「悪徳業者」と呼ばれる業者も増えているのが現状です。
今回は、創業54年で累計施工実績60万軒以上と、多くの人から選ばれ続けている「アサンテ」の強みを深掘りしていきます。

「アサンテ」が選ばれる理由とは

友清白蟻

友清白蟻は、創業74年の歴史があり、今まで培ってきた技術やノウハウをもとに独自の工法を開発しています。シロアリ対策のプロフェッショナルとして、環境にも配慮した安心の施工を行っています。

独自の工法を開発

人だけでなく環境にもやさしいシロアリ防除方法として独自で開発した、画期的で新しいバブ工法という新しい工法があります。近年では、人と住まいの環境が重要視されています。ハブ工法は、薬剤の中に泡を発生する起泡剤を混入し、特殊なスプレーガンで薬剤を泡状に散布する工法です。

最適なプランを提案

友清白蟻は、創業から価格表を用意していません。家によって状況が違い、対応する工法も違います。そのため、現地を診断しなくては見積りをすることはできません。

値段を安くしても、結果的に駆除できなくて意味がないでしょう。そのため、お客さんに合った最適なプランを、ひとりひとりに丁寧に提案しています。

有資格者が施工

友清白蟻では、シロアリ防除に認定資格のしろあり防除施工士が徹底的に調査や施工を行います。また、日本しろあり対策協会の会員として防除施工標準仕様書に則り、安全で確実な施工を実施しています。

また、友善白蟻は有名史跡や数多くの神社仏閣など、5万件以上のシロアリ防除を行ってきた実績があるので、安心して依頼できるでしょう。

門田害虫研究所

門田害虫研究所は、愛知全域へのスピード対応で、お客さんの安心を守り続けています。駆除だけでは終わらず、安心して暮らせる住まいづくりまでサポートしてくれるので安心です。

迅速対応＆リーズナブル

相談・見積り・施工・アフターフォローまで、すべて自社スタッフが行うため、余計なコストが発生しません。シロアリ駆除業者のほとんどが駆除作業を外注しているため、余計に中間マージンが発生し割高になってしまいます。研究所直営だからこその迅速対応で。リーズナブルなサービスが実現しています。

実績をもとに対応

門田害虫研究所は、シロアリ駆除の専門業者として発足されました。15年を超える地元での実績があり、同じエリアでの過去の駆除実績をもとに対応しています。被害状況はお客さんのおかれている環境によってさまざまで、対処方法も異なるのです。

そのため、長年培ってきた技術と経験を活かし、最適な提案を約束します。また、門田害虫研究所では被害箇所を熟知している技師の指導のもと、建物の補修および修繕までをサポートします。

シロアリに食われた木の取替から、外壁取替まで全て依頼することが可能です。これにより根本的な解決ができ、被害を繰り返さない環境づくりまでサポートしてくれるので安心です。

安心安全な害虫駆除

シロアリは、生活する場所と密接に関係し被害が大きくなります。そのため、強力な薬剤を使うのではないかと不安に思う方も多いでしょう。門田害虫研究所で取り扱う薬剤は、カフェインや食塩よりも毒性値が弱い薬剤です。

シロアリの神経伝達部分に作用する薬剤なので、人に対する被害はなく、シックハウス対策にも万全です。そのため、小さい子どもやペットがいる家庭でも、安心してシロアリ駆除ができます。

【その他】愛媛県のシロアリ駆除業者一覧

愛媛県のシロアリの特徴

愛媛県におけるシロアリ被害の主要な原因となるのは、おもにヤマトシロアリとイエシロアリの二種類です。このうち、ヤマトシロアリは県内全域で確認されるもっとも一般的な種であり、イエシロアリは主に温暖な地域、とくに松山市の一部や、瀬戸内海沿岸の島嶼部や南予地方の比較的温暖な地域で確認されています。

この生息域の違いは、それぞれの種の生態的特性、とくに温度と湿度の好適条件に強く影響されています。

ヤマトシロアリの活動と被害特性

ヤマトシロアリは、愛媛県内でもっとも広範囲に生息し、被害をもたらす種です。彼らは湿った木材を好んで食害し、基本的に巣の中心部を持たずに、加害箇所がそのまま巣となる「拡散型」のコロニーを形成します。

活動時期と羽アリの発生

ヤマトシロアリの活動は、一般的に4月から5月にかけてもっとも活発になります。とくに、この時期の午前中の比較的穏やかな時間帯に、被害を受けた木材や土壌から羽アリが一斉に飛び出す「群飛（ぐんぴ）」が確認されます。

この群飛は、新しいコロニーを形成するための行動であり、シロアリ被害の目視による早期発見の重要な手がかりとなります。愛媛県では、気温が安定し、湿度が上昇しはじめるこの季節に、多くの住宅で群飛が報告されます。

被害の進行特性

ヤマトシロアリのコロニーは比較的小規模で、個体数も数万匹程度に留まりますが、彼らは湿気を帯びた場所、とくに建物の基礎や土台、浴室、玄関の框（かまち）など、地面に接する部分や水回りの木部を集中的に食害します。彼らが移動のために作る「蟻道（ぎどう）」は、土壌や糞を用いて作られ、乾燥から身を守りつつ、建物内部へと侵入する経路となります。

被害が進行すると、建物の耐久性や耐震性を著しく低下させる原因となります。

イエシロアリの生息と甚大な被害特性

イエシロアリは、ヤマトシロアリに比べて生息域は限定的ですが、被害の規模と進行のスピードがヤマトシロアリを遥かに凌駕する、極めて危険なシロアリです。愛媛県内では、温暖な松山市の臨海部や南予地方などで注意が必要です。

巨大なコロニーと活動力

イエシロアリの最大の特徴は、非常に巨大なコロニーを形成する点です。成熟したコロニーでは、その個体数が数百万匹に達することもあり、その食害能力は驚異的です。

彼らは建物の地下深くに本巣（ほんす）と呼ばれる巨大な巣を作り、そこから建物全体に被害を広げていきます。ヤマトシロアリと異なり、乾燥した木材にも水を運びながら食害できる能力を持つため、建物の広範囲かつ深部にまで被害を及ぼします。

活動時期と羽アリの発生

イエシロアリの活動時期は、ヤマトシロアリよりも遅い6月から7月の蒸し暑い夜間に集中します。とくに、雨上がりなどで湿度が高く、気温が高い日に群飛が見られます。

この夜間に光に集まる習性から、羽アリが電灯や窓の周りに大量に集まることで発見されるケースが多く、その数が非常に多いため、住民に強い警戒を抱かせます。

水分運搬能力と構造材への影響

イエシロアリは、土壌中の水分を運搬する能力に長けており、この特性により建物の地盤面から遥か上部に位置する乾燥した梁や柱にまで被害を拡大させます。水回りに限らず、2階の天井裏や小屋組といった場所も標的となるため、被害が建物全体に及び、構造材を短期間でボロボロにする可能性があります。

したがって、イエシロアリの被害が確認された場合、より迅速かつ専門的な駆除対策が必要となります。

温暖な気候と高い湿度

愛媛県の瀬戸内海沿岸や南予地方は比較的温暖で、冬場でもシロアリが活動を停止しにくい環境にあります。また、夏季には高い湿度が続くため、ヤマトシロアリが好む木材の含水率が高い状態が維持されやすく、被害が進行しやすい環境といえます。

木造建築の多さと被害の潜在性

愛媛県には、伝統的な木造軸組工法の住宅が多く、とくに築年数の古い住宅では、基礎の気密性や防湿対策が不十分な場合があります。さらに、床下の換気が不十分な住宅が多く存在するため、湿気が滞留し、シロアリにとって絶好の生息環境を提供してしまっています。

愛媛みかんと防蟻対策

愛媛県はみかん栽培が盛んな地域であり、農薬の使用がシロアリ防除と関連付けられることがありますが、住宅のシロアリ防除は農薬の使用とは区別されるべき事案です。とくに、古くから存在する住宅では、過去の防蟻処理が十分に行われていないか、薬剤の効果が切れているケースが多く、定期的な点検と再処理の重要性が高まっています。

愛媛県でシロアリ被害を防ぐためには、ヤマトシロアリの群飛時期（春）とイエシロアリの群飛時期（夏）の両方に注意を払い、床下の湿気対策を徹底することが極めて重要なのです。

シロアリが出やすい家の特徴

シロアリは、彼らにとって快適な環境、すなわち「餌（木材）」と「水分・湿度」と「隠れ場所」が揃っている住宅を好みます。とくに、築年数、構造、およびメンテナンスの状況によって、シロアリの被害を受けやすい家にはいくつかの共通した特徴が見られますので紹介します。

構造・築年数に関する特徴

築10年以上の木造住宅は、シロアリ被害のリスクが高まります。これは、建物の構造材を保護する防蟻処理（薬剤処理）の有効期限が一般的に5年間であるためです。

築年数が経過しているほど、過去の防蟻処理の効果が切れ、無防備な状態の木部が増えている可能性が高いのです。また、古い建物ほど、現在の建築基準のような基礎の密閉性や換気対策が不十分な場合が多いことも、リスクを高める要因となります。

基礎が布基礎の住宅

現在の住宅では、地面から床下全体をコンクリートで覆うベタ基礎が主流ですが、古い住宅では、柱や壁の下だけにコンクリートを打つ布基礎（ぬのぎそ）が多く用いられています。布基礎は、土壌がそのまま床下に露出している部分が多く、シロアリが容易に土中から建物へと侵入できる経路が多岐にわたります。

また、ベタ基礎であっても、配管のためのコンクリートの打ち継ぎ部分や、小さなひび割れからシロアリが侵入することがあります。

湿気の溜まりやすい床下構造

シロアリは水分が必須であるため、床下の換気が不十分で、湿気が常に高い状態にある住宅はもっとも狙われやすい住まいといえます。とくに、床下換気口が少ない、または物や雑草などで塞がれている住宅、さらには北側や日陰になりやすい場所は、湿気が滞留しやすく危険です。

また、床下の地面が土のままである場合、水分が蒸発しやすいため、高湿度の状態が維持されやすいのです。

環境・メンテナンスに関する特徴

シロアリは水分の供給源を求めて活動するため、建物における恒常的な水漏れや結露は、シロアリを呼び込む決定的な要因となります。具体的には、浴室や洗面台の下、給排水管の周囲からの漏水、外壁のひび割れからの雨水の浸入、そして冬場の窓際や壁内の結露などです。

これらの水分は、木材の含水率を高め、シロアリにとって理想的な「餌場」を作り出します。

建物周辺の木材・植木

住宅の周囲に、木製の廃材や古い切り株、植木の枝葉などを放置している場合、これらがシロアリの初期の餌場や巣となり、そこから容易に建物へと侵入してくる可能性が高まります。ウッドデッキや木製のフェンスなどが地面に直接接している場合、シロアリが地中から侵入するための「橋渡し」となり、建物の基礎内部へ引き込まれてしまうリスクがあります。

通気性が悪くなる外構・リフォーム

近年行われたリフォームや外構工事が、意図せずシロアリのリスクを高めている場合があります。たとえば、基礎に沿ってコンクリートで犬走りを設置した場合、床下の換気口が塞がれたり、コンクリートと基礎の間や配管の周囲に隙間ができたりすることで、シロアリの隠れた侵入経路となり得ます。

また、床下の断熱材が不適切に施工されたり、湿気対策が不十分なままに設置されたりすると、結露を助長し、シロアリの被害を加速させることがあります。シロアリ被害を防ぐためには、これらの特徴に当てはまる箇所がないか定期的にチェックし、とくに床下の乾燥を保つこと、そして5年ごとの防蟻処理を欠かさないことが重要となります。

失敗しない！シロアリ駆除業者の選び方

たくさんのシロアリ駆除業者が存在していることから、どの業者に依頼すればいいかわからないと悩む方もいるのではないでしょうか。そんな方のために、ここではシロアリ駆除業者選びでチェックしたいポイントをご紹介します。

施工実績

シロアリ駆除には高い技術が必要です。そして、その技術を裏付けるもののひとつが駆除実績といえます。確実にシロアリを駆除して安心できるマイホームにするためには、駆除実績が豊富で、高い技術を持っているシロアリ駆除業者に依頼するのがおすすめです。

実績については各業者の公式サイトなどでチェックできますが、より詳しく駆除のレポートが掲載されていたり、具体的な対応件数などが記載されたりしていると信頼性が高いと判断できるでしょう。

担当者の質・説明の分かりやすさ

シロアリ駆除は頻繁に依頼するものではないため、不安に感じることやわからないことも多いはず。だからこそ、駆除を依頼した業者の担当者が駆除方法や施工内容、その後のサービスについてできるだけ詳しく丁寧に説明してくれると安心です。

わからないことはわかるまで答えてくれて、不安をすべて解消してくれるような業者なら安心して任せることができるでしょう。

日本しろあり対策協会への加盟有無

信頼できるシロアリ駆除業者であるかどうかを判断するひとつのポイントとして「日本しろあり対策協会」への加盟の有無が挙げられます。日本しろあり対策協会は、シロアリの被害や腐食から住宅を守ることを目的に、国土交通省から許可を得て設立された団体です。

加盟していると、協会認定の薬剤を用いて仕様書に準じた適切な施工をおこなってくれるので、信頼性が高いといえるでしょう。加盟の有無は公式サイトに記載されているので、ぜひチェックしてみてください。

自社施工

シロアリ駆除業者を選ぶ際には、自社施工であるかどうかも必ずチェックしましょう。完全自社施工でない場合、作業の一部、またはすべてを下請けの業者に任せてしまうため、実際に依頼した業者と別の業者が施工することになるケースもあります。

その場合、施工品質にバラつきがあったり、施工内容が異なったりすることもあるので注意が必要です。大切な家に関わる施工を任せる業者なので、自社施工で最後まで責任を持って対応してくれる業者を選びましょう。

保証・アフターサービス

シロアリ駆除後の保証やアフターサービスの有無も、シロアリ駆除業者選びでチェックしたいポイントのひとつです。保証期間中であれば再度シロアリ被害が発生した場合に無償で保証してくれる、施工後も定期点検でシロアリが発生していないかどうか確かめてくれるなどの対応をしてくれれば、依頼した後も安心です。

業者によって保障やアフターサービスの内容は異なるので、事前に確認しておくといいでしょう。

価格の納得度

シロアリ駆除の価格は業者によって異なるため、どうしても安い方を選びたくなってしまう方もいるでしょう。しかし、安くて駆除技術が低ければ、シロアリが再発生してしまい、追加で施工が必要になってしまうことで余計に費用がかかってしまう可能性もあります。

高ければ必ずしも技術が高いとは言い切れませんが、サービスの内容や保障、担当者の対応などを総合的に見て、納得できる価格のシロアリ駆除業者を選ぶのがおすすめです。

しろあり防除施工士資格の有無

シロアリ駆除の専門資格として日本しろあり対策協会が設立した「しろあり防除施工士」があります。シロアリ駆除は基本的に資格がなくても施工できますが、資格を持っていることで確かな知識や技術が証明されるので、より信頼できる施工をおこなってくれる可能性が高いと言えるでしょう。

各業者の公式サイトには、有資格者の有無について記載されていることも多いので、不安を感じないようにするためにも、ぜひ有資格者のいるシロアリ駆除業者を利用しましょう。

閉業リスクの有無

保証やアフターサービスが充実していたとしても、施工後に閉業してしまってはそのサービスを受けることができません。閉業リスクはどのような業者にもありますが、できるだけ避けるためにも会社の施工実績や歴史、現在の取引先などもチェックして、信頼できる業者かどうかを確認しましょう。

運営元が明確でなかったり、公式サイトがなかったりと、信頼できる情報が少ないシロアリ駆除業者は、より閉業リスクが高いと判断できるので依頼を控えた方がいいでしょう。

シロアリの生態や種類

日本で住宅に住み着くシロアリは、代表的に4種類います。種類ごとに駆除の方法が異なるため、シロアリ駆除をしたり依頼したりする前にチェックしましょう。ここではシロアリの種類ごとの生態などについてご紹介します。

ヤマトシロアリ

ヤマトシロアリは、北海道の北部を除き、ほぼ全国で生息しているシロアリです。大きさは4mm～7mm程度で、日本で最も多くの被害を出しているのが、このヤマトシロアリだとされています。湿った木材などに生息しています。

見た目の特徴として、羽アリが頭部と身体、羽が黒色であることが挙げられます。ほかのシロアリは茶色や黄褐色が多いため、見分けやすいポイントです。

イエシロアリ

イエシロアリは、温暖な気候を好むシロアリで千葉県以西の本州南岸部などに多く分布しています。分布エリアは限られていますが、建物の床下や土の中に大きな巣を作り、最大100万頭もの巨大なコロニーになるため、被害が大規模になりやすいという特徴があります。

またイエシロアリは自分たちで水を運ぶという習性があるため、たとえ乾燥している場所でも木材を湿らせて食べてしまいます。見た目は、羽アリは細長く全身が黄褐色～黄色、兵蟻は頭部がやや小さく卵型をしています。

アメリカカンザイシロアリ

アメリカカンザイシロアリは、最近日本で急増しているシロアリの一種です。国内では各所に点在しており、今後も生息範囲を拡大させていく可能性があります。

大きさは7mm～10mm程度であり、羽アリは羽が黒く玉虫色に輝くのが特徴で、兵蟻は頭部が円筒形で大顎が発達しているのが特徴です。床下や湿気のあるところだけでなく、2階の木材や乾いた木材も食べるので注意が必要です。

ダイコクシロアリ

ダイコクシロアリは、奄美大島以南の沖縄や小笠原諸島に生息しています。柱や家具などが転々と被害を受け、糞が散らばることから汚く見えてしまう可能性が高いです。

見た目について羽アリは羽が暗い色で、夜間に飛行します。兵蟻は頭部が大きく、大黒天の頭に似ているため、それが名前の由来になっています。

シロアリ駆除の費用相場

これからシロアリ駆除業者に依頼しようとしている方のなかには、費用面で不安を感じている方もいるのではないでしょうか。そんな方のために、ここではシロアリ駆除業者の費用相場や、費用を決める要素について詳しくご紹介します。

シロアリ駆除の費用相場

まず、シロアリ駆除の費用は依頼する業者によって大きく異なります。そのため、見積もり依頼をしてみないと全体的な費用を知ることは難しいですが、一般社団法人「経済調査会」が発表している統計を見てみると、おおよその費用がわかります。

このデータによるとシロアリ駆除の費用相場は、1㎡あたり3,250円であり、1坪あたりだと1万725円となっています。この数値を坪数ごとの金額にしてみると、下記のようになります。

目安の費用は上記ですが、あくまでも平均的な価格であるため、業者ごとに変わることは理解しておきましょう。また、業者のなかには「㎡」で表記したほうが安く見えることから、坪数あたりの費用を掲載していないこともあります。そのため、価格を比較する場合は単位を揃えて検討するようにしましょう。

シロアリ駆除費用を決める要素

シロアリ駆除はおもに6つの要素で価格が決まるとされています。その内容は次の通りです。

施工面積

ひとつ目の大きなポイントは、施工面積です。面積が大きいほど使う薬剤の量や作業時間、スタッフの人数なども変動するため高くなっていきます。また、すでにご紹介しているように業者によって価格設定が異なるので、同じ面積で依頼してもまったく金額が異なることも珍しくありません。

見積もりを取る前にある程度費用を把握しておきたいという方は、各業者の公式サイトに掲載されている面積当たりの価格などを参考にするといいでしょう。

被害状況

シロアリ駆除の価格を決める大きなポイントとして、被害状況も挙げられます。基本的に、シロアリ駆除は被害が大きく深刻になるほど対処する内容が増えて難易度も上がるため、その分費用が高くなっていきます。

とくに、被害が深刻な場合は、駆除だけでなくリフォームを勧められることもあります。被害状況によっては駆除の対応ができない業者もいるので、事前に無料の床下診断などを受けて状況を把握しておきましょう。

シロアリの種類

シロアリの種類によっても、駆除の価格は変わります。日本に生息するおもなシロアリのうち、とくに「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」に対応ができる業者は沢山あり、駆除方法が確立されていることから、そこまで価格が変動することはないと考えられます。一方で、昨今被害が急増しているといわれている「アメリカカンザイシロアリ」の場合、場所の特定や完全な駆除が難しいとされており、その分高額になってしまうことがあります。

駆除工法

「バリア工法」と「ベイト工法」でもそれぞれ駆除の価格が変わります。「バリア工法」は駆除までの期間が長く、人件費が費用がかさみやすい「ベイト工法」に比べて安く対応している業者が多いです。また、通常の薬剤と天然系薬剤の2種類から選べる場合は、天然系薬剤の方が割高であることが多いでしょう。

「ベイト工法」は毒餌を使って巣ごと駆除するので効果は大きいですが「バリア工法」に比べて費用が高く、効果が出るまでに時間がかるので、理解したうでどちらを選択するか決めましょう。

駆除業者の種類

シロアリ駆除業者の種類、つまり会社の規模によっても価格は大きく変わります。駆除業者は大きく分けて「大手企業」「中小企業または個人事業」「インターネット仲介業者」「農協」に分かれます。

大手企業と農協はほぼ同じような金額で対応していることが多く、1坪あたり1万円程度に設定されていますが、広告宣伝費などもかかることから施工費用は高めです。

中小企業や個人事業は大手企業ほどの知名度はありませんが、地元密着型のサービスで比較的安く対応していることが多いです。インターネット仲介業者は、ネットの仲介サイトを通じて個人業者や小規模な会社が下請けを行っているパターンです。価格は安いことが多いですが。品質が一定でないため利用する際は注意が必要です。

追加料金やオプション

同じ面積でも床下に十分なスペースがない家では、点検口を新設したり拡張したりする必要があるため、別途施工費用がかかることがあります。また浴室や玄関などオプション工事にしている業者もあります。同じ面積だからといって同じ価格でできるわけではないということを覚えておきましょう。

よくある質問

まとめ

今回は、愛媛県のシロアリ駆除業者おすすめ3選を紹介しました。シロアリは内装材や家具に被害を及ぼすことが多く、一度発生してしまうと徐々に数が増えていき、建物の構造部分まで被害を受けてしまう可能性があります。そのため、早期発見と再発防止対策が重要です。シロアリ駆除業者を選ぶ際には、しっかり床下調査を行ってくれる業者や、保証内容が充実している業者を選ぶと安心です。