「シロアリ駆除を業者にしてもらったのに、時間が経ったら再発生していた」というケースは少なくありません。シロアリはそれほどにしぶとい害虫なのです。そこで今回は、シロアリ駆除後に再発生する理由や、再発生リスクを抑える方法についてまとめて解説します。本記事を参考に、大切なわが家をシロアリから守りましょう。
シロアリ駆除後に再発生してしまう理由
シロアリ駆除を実施しても被害が再発してしまう原因は、主にシロアリの侵入や活動が視認しにくい箇所に集中していることや、薬剤の効果が限定的で永続しないことにあります。
シロアリが生き残っていた
まず、床下の奥まった場所など目視で確認できない部分での被害は、駆除時に薬剤を適切に散布できず、シロアリが生き残って再び被害を引き起こす大きな要因です。たとえば、基礎構造で囲まれた場所や床下の狭小空間など、人が近づけない箇所に被害が及んでいる場合、的確な駆除が困難になります。こうした環境下では被害箇所への重点的な処置ができず、駆除したつもりでも再発リスクが高いまま残されてしまうのです。
建物外周からの侵入
また、シロアリは床下だけでなく建物外周からも侵入します。基礎と化粧モルタルの隙間や基礎断熱材と基礎の間を伝って侵入するケースでは、床下からの目視点検では見つけにくく、侵入に気づくこと自体が遅れがちです。床下でしっかりと駆除を行っても、外周部のこうした盲点からシロアリが入り込めば、結果として再発してしまう可能性が非常に高くなります。
浴室周辺からの発生
さらに、浴室周辺もシロアリ被害が起こりやすい箇所です。とくに在来工法の浴室は床下空間がなく、経年により水漏れが起きやすい特徴があります。浴室から漏れた水分が土台まで達すると、湿度の高さを好むシロアリにとって絶好の環境ができあがり、同時に注入した薬剤も水分で流れ出してしまうため、駆除効果が長続きしません。水漏れが続けば薬剤の効力が早期に失われ、再発を招きやすくなるのです。
駆除後のメンテナンス不足
また、駆除後のメンテナンス不足も再発リスクを高めます。現在多く使われているシロアリ用薬剤の持続効果はおおむね5年程度で、それを超えると薬剤の効力は徐々に消失していくことがほとんどです。駆除を行った後も定期的に点検や再施工を行わず、長期間放置したままにすると、薬剤の効果が切れたタイミングで再びシロアリが侵入するリスクが高まります。シロアリは地中に多数生息しているため、薬剤の効果が切れた建物を再び標的にする可能性が高いです。
シロアリの再発生リスクを減らすには
シロアリ駆除を行っても、再発を完全に防ぐことは難しい場合があります。その大きな理由として、住宅構造上の問題やシロアリの行動特性により、すべての侵入口を把握・対策することが難しい点が挙げられます。こうした中で再発リスクを減らすために最も重要なのは、施工を請け負う業者がどれほど高い技術力を持ち、適切なアフターケアを行うかです。駆除を依頼する際には、業者が正しい知識や技術を有しているか、点検時の説明が明確か、保証内容はどうか、薬剤の効果切れ後に再点検を行ってくれるかといったポイントを確認することで、再発リスクを大幅に下げることが可能です。
シロアリ駆除の正しい知識・技術は必須
まず、シロアリ駆除業者の正しい知識と技術力は不可欠です。床下での作業では見落としが生じやすく、知識や技術力が不足した業者の場合、十分な施工が行われず被害が再発する恐れがあります。施工事例が公表されており、点検・施工スタッフの情報を明確にしている業者は、信頼性や実績があると判断しやすいです。依頼前にそれらの情報を確認することが大切です。複数の業者を比較する際は費用面に目が行きがちですが、施工品質を最優先に考えることをおすすめします。
作業内容・リスク説明もポイント
次に、点検時に作業内容やリスクをわかりやすく説明してくれるかも重要なポイントです。優れた業者であれば、点検の段階でシロアリの侵入経路や被害状況を正確に把握し、どこに被害がありどの程度の作業が必要なのか、作業時間はどれくらいかといった具体的な説明を行ってくれます。このようなていねいな説明がある業者は、シロアリ被害に対する理解や経験が豊富で、施工後も高い品質を期待できます。
保険制度の有無も大切
さらに、保証制度の有無もシロアリ駆除業者選びの大きな指標です。駆除後に万が一再発してしまった場合でも、無料で対応してもらえる保証がある業者であれば、施主としても安心できます。ただし、保証内容は物件の状態や被害状況により変わるため、契約前に条件を十分に確認しましょう。また、保証を出している業者であっても、会社そのものが短期間で消滅してしまうようでは意味がないため、十分な実績と経営基盤のある会社を選ぶことも大切です。
まとめ
シロアリ駆除をしても再発してしまう理由は、シロアリの侵入経路が多岐にわたることにあります。目視が難しい箇所で被害が進行している場合、見落としにより駆除作業が漏れてしまうことが起こりえます。とくに基礎内部や浴室周辺は発見や処置が困難で、施工後も定期的な点検を怠ると再発リスクが高まりやすいです。だからこそ再発を防ぐためには、高い技術と豊富な経験を持つ業者を選ぶことが重要です。点検時に侵入経路や作業内容をていねいに説明してくれるか、保証制度があるかが見極めのポイントになります。信頼できる業者を選び、定期的なメンテナンスを行うことで、大切な住まいを長くシロアリ被害から守り続けることができます。本記事を参考に、後悔しない業者選びとシロアリ対策を実践し、安心できる住環境を維持しましょう。