シロアリ駆除は自分でできる?DIY駆除のリスクも解説

公開日:2024/10/17

大切な住まいをシロアリに侵食された際、どうしたらいいか悩む人も多いのではないでしょうか。最近では節約のためにDIY駆除を考える人も増えてきていますが、シロアリを完全に駆除することは可能なのでしょうか。この記事では、DIY駆除にひそむリスクや、自力で駆除を行うときの注意点についても解説していきます。

シロアリは自力で駆除できる?

結論からいうと、シロアリは自力で駆除できます。部屋の中などの見える場所にシロアリがいる場合は、掃除機で駆除するのが有効な方法です。基本的にシロアリは体の構造が強くないため、掃除機の吸引力だけで十分に死滅します。掃除機の吸引力だけでは死なずに生き残る個体もいますが、シロアリが生きるには人間と同様に水分が必要です。

水分がなければ生き延びることができないため、わずか1日足らずで死んでしまいます。掃除機でシロアリを吸い込んだらフィルターを取り外してビニール袋に入れ、しっかりと密閉してから捨てましょう。

また、シロアリ駆除には紙パック式の掃除機がおすすめです。サイクロン式を使っての駆除は、ダストボックスに大量のシロアリが残って張り付いてしまうのでやめたほうがいいでしょう。こうなってしまうと、後から掃除するのが大変になってしまいます。

家にあるものだと、粘着テープや粘着ローラーで貼り付けて駆除するのもおすすめです。シロアリの侵入口がわかっている場合は、ビニールをかぶせて捕獲するのもおすすめです。シロアリはわずかな隙間でも通り抜けてしまうため、粘着テープで固定してしっかりと穴を塞ぐ必要があります。

直接シロアリに触れずに済むのもこの駆除方法のメリットですが、これらはあくまで応急的な対処法なので、根絶するには巣ごと駆除する必要があります。必ずしも目に見える場所に巣があるとは限らないため、巣を探し出すのに時間がかかったり、見つけられないといったケースも少なくありません。

DIY駆除にひそむリスク

DIYでシロアリを駆除する際には、思いもよらないリスクが生じるケースがあります。ここからは、シロアリのDIY駆除にひそむリスクについて解説します。

費用や手間がかかる

シロアリを駆除するための薬剤などは、ホームセンターやネットで簡単に購入することができます。しかし、まんべんなく散布して完全にシロアリを駆除することは容易ではありません。市販の薬剤は効果がないわけではありませんが、どうしてもプロに頼んで駆除してもらうより効果が弱いのです。

また、シロアリは目に見える場所だけでなく潜んでいる場所や巣を特定しなければ根本の解決にはなりません。すぐに見つかればいいですが、見つけられない限りどうすることもできません。また、シロアリの種類によっても薬剤が異なるので、効果のない薬剤を購入してしまうと効果のあるものを再度購入しなければならないのでさらに手間と費用がかかってしまいます。

怪我や事故のおそれがある

シロアリが巣食う場所は、普段は出入りしない場所や日頃の手入れが行き届いていない所が多いです。おもに屋根裏や床下などに発生することがほとんどで、あまり入ったことがない場所であることから、思わぬ怪我や事故を起こしてしまう可能性があります。また、狭い場所に巣食うケースが多いため、普段はしない体勢での作業はストレスや負荷がかかり危険を伴います。突然飛んできたシロアリに驚いて転倒したり頭をぶつけてしまうリスクも見逃せません。

予防をしないと再び発生する可能性がある

シロアリは一度駆除しても再び姿を現したり、また外から侵入して被害を受ける可能性があります。そのため、駆除する際に「防蟻対策」と呼ばれる予防をしなければなりません。さらに防蟻対策をしたあとも定期的に点検をしないとまた被害が拡大してしまい、また駆除し直さなければならない可能性があります。

自分で駆除作業を行うときの注意点

シロアリ駆除を自分で行う際は、まず殺虫剤を使用しないことをおすすめします。市販の殺虫剤を使用したくなる気持ちはわかりますが、シロアリが警戒して逃げてしまう可能性があります。この場合、逃げ込んだ先で新たに巣を作ることもあるため注意が必要です

基本的に狭い場所での作業になってしまうことがほとんどであるため、動きやすく汚れても良い服装で軍手などを着用して行いましょう。この作業は、精神的にも肉体的にも負担がかかるため無理は禁物です。薬剤を使用する際は、ゴーグルと防塵マスクを着用するのもおすすめです。薬剤には殺虫剤が含まれており、吸い込んで体調不良を引き起こす可能性があるからです。一般的な不織布マスクでは防ぐことができないため、防塵マスクを着用しましょう。

まとめ

シロアリは、自力でDIY駆除することも可能です。駆除する際は市販のスプレーや掃除機を使って丁寧に退治しましょう。また、シロアリは普段は目につかないところに潜んでいることが多いため、作業する際に身体に負担がかかったり怪我をするリスクがあるので注意が必要です。また、防蟻対策をしっかり行わなければ再びシロアリが発生するケースもあります。自力での駆除はできる範囲が限られていたり再発の可能性もあるため、完璧に駆除したいと考える人はプロに任せるのもいいかもしれません。

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